ビジネスマン、新成人、これからスーツを買いそろえようと思ってる方必見。
百貨店に社員として5年勤め、紳士服を担当しフィッティングアドバイザーを取得した筆者がスーツについて話していきます。
女性にも知ってほしい男性向けスーツの着こなしについてお話ししていこうと思います
これを知っていると知らないでは、意識や見え方も違ってきて、相手にきちんとした印象を持ってもらえるようになります。
女性の方にもパートナーなどがスーツを購入する際にはついて行って、アドバイスしてみてくださいね。
重要なルールを覚えて素敵なスーツの着こなしをしませんか。
スーツの着こなしで大切なのはビジネス相手にきちんとした印象を持ってもらうこと
スーツには男性を凛々しく見える力があります。
きちんとした着こなしのスーツ姿は信頼できるビジネス相手という印象を持ってもらえるでしょう。
仕事ができるという「内面」も大切ですが、初めは「外見」で判断されてしまうものです。
大切なのは、体に合ったサイズのスーツを着ることです。
スーツのサイズは多くのビジネスマンが大きめのものを着ています。
少し小さめのサイズを選ぶところから始めてみましょう。
スーツを買う時に気にすることはサイズ
スーツを買う時に気になることは何がありますか?
値段、デザイン、色、柄…たくさんのことがありますね。
その中でも一番は是非サイズ感ということを覚えておいてください。
コンパクトに見えるジャストサイズのスーツが適正なサイズです。
試着する際には一着だけではなく、下のサイズ、上のサイズも試着してみてくださいね。
スーツはジャケットとパンツのセットです。
二つに分けて説明していきますね。
サイズのポイント①.ジャケット編
ジャケットの形の種類には大きく分けると、2ボタン、3ボタン、ダブルブレストの三種類に分けられます。
その全てに使えるジャケットのサイズ感は、以下の3つのポイントを押さえといて下さい。
ジャケットを着てボタンを留めた時に
- ジャケットの縦方向に向かってシワ→大きめ
- ジャケットの横方向に向かってシワ→小さめ
- シワがなく綺麗に着れる→適正
ジャケットの丈はお尻の半分くらい隠れる着丈が基本です。
ジャケットの袖丈は腕を下に下ろした状態で、親指の先端から11cm〜12cmくらいと覚えておいてください。
サイズのポイント②.パンツ編
パンツはウエストよりもヒップのフィット感を重視しましょう。
ヒップが小さいと破れる場合もあります。
パンツは真ん中の線センタープレスがピシッと真っ直ぐに出て、綺麗な脚に見えるサイズを選べば正解です。
パンツ丈はお直しが基本です。長さに関しては、長すぎるとダボついて印象が良くありません。
靴の靴紐部分にワンクッション、ハーフクッションくらいの長さになるように直してもらいましょう。
裾のお直し方法には2種類あります。シングルとダブルです。
おすすめのパンツの裾はダブルです。現代のビジネスマンにはフットワークの軽いスピーディーな仕事を求められています。
元々スポーツ競技のポロ発祥のパンツのダブル仕上げは、現代ビジネスマンに求められる軽快なイメージになります。
パンツの長さを見る時にはいつも履いているウエストの位置でパンツを履いてから見てもらう方がいいです。ベルトを忘れずにつけましょう。
トレンドによっては、短いパンツを好む傾向もありますが、ビジネスにおいては基本の長さ、体に合ったスーツをまずは持ついうことが大前提になります。
スーツにおいてはこのジャケットとパンツのサイズ感を覚えておいてくださいね。
目指すのは個性のある上級者ではなく、きちんとした着こなしのできている人
今回はスーツのサイズ感についてお話ししました。
スーツの着こなしには、スーツの色、ワイシャツ、ネクタイ、ポケットチーフ 、ネクタイピン、靴、鞄、ソックスなど…まだまだ様々なポイントがあります。
また他のページで話していきますので、そちらもご覧いただければと思います。